オッフェンバック《ホフマン物語》あらすじ・聴きどころを解説|三つの恋と、最後に残るミューズ

恋をした相手は、人形だった

眼鏡、人形、書きかけの紙。ホフマンの恋と幻想をめぐるイメージ。

歌声は完璧。姿も美しい。詩人ホフマンは、目の前の女性こそ理想の恋人だと信じます。ところが、彼女はぜんまいを巻かなければ動けない機械人形でした。

オッフェンバックの『ホフマン物語』は、この奇妙な恋を入口に、笑い、恐怖、甘い誘惑を行き来するオペラです。人形の歌に驚いていたと思ったら、次には歌うことを禁じられた娘の悲劇へ。そしてヴェネツィアの夜には、あの優雅な「舟歌」が流れるなか、恋の代償として男の鏡像が奪われます。

三つの恋を語るホフマンのそばには、いつも友人ニクラウスがいます。この友人は、なぜ彼を引き止めるのでしょうか。ホフマンが何を見て、何を見落としているかに注目すると、ばらばらに見えた物語が一つにつながります。

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1分あらすじ / 登場人物と相関図 / 詳しい物語 / 聴きどころ / 恋と芸術の仕掛け / 成立背景

作品名ホフマン物語/Les Contes d’Hoffmann
作曲ジャック・オッフェンバック(1819〜1880)
台本ジュール・バルビエ。バルビエとミシェル・カレによる1851年の戯曲をもとに作成
原作E.T.A.ホフマンの「砂男」「クレスペル顧問官」「大晦日の夜の冒険」に含まれる鏡像の物語
初演1881年2月10日、パリのオペラ=コミック座
言語・構成フランス語。プロローグ、三つの恋の幕、エピローグ
舞台ドイツの酒場、パリの発明家の家、ミュンヘンのクレスペルの家、ヴェネツィアの宮殿。19世紀初頭を思わせる幻想世界
演奏時間2時間45分〜3時間15分。
上演時間の実例英国ロイヤル・オペラ、2024年12月公演:25分の休憩2回を含め約3時間35分(休憩込みで3時間半〜4時間程度)

本記事は、オランピア→アントニア→ジュリエッタの順で紹介します。幕順やジュリエッタの幕の結末は上演版によって異なります。ここでは、彼女がゴンドラで去り、終幕でミューズがホフマンを芸術へ導く筋を採用しています。

1分でわかるあらすじ

歌姫ステラを待つ詩人ホフマンは、酒場で友人たちに、忘れられない三つの恋を語り始めます。

美しいオランピアに夢中になった彼は、魔法の眼鏡に惑わされ、機械人形を人間だと信じていました。人形が壊され、恋は砕けます。次に愛し合ったアントニアは、歌うと命を落としかねない娘。ホフマンと生きるため歌をやめると約束しますが、怪しい医師が呼び起こした亡き母の声に誘われ、歌い続けて息絶えます。もう恋などしないと言いながら、ホフマンは娼婦ジュリエッタの誘惑に屈し、愛の証として鏡に映る自分の姿まで差し出します。けれど彼女も、別の男と去ってしまいます。

語り終えたホフマンは酔い潰れ、会いに来たステラも恋敵と去ります。最後に残った友人ニクラウスは、芸術の女神ミューズの姿を現し、恋に傷ついた彼に、再び詩人として生きるよう呼びかけます。

登場人物と相関図|三人の恋人と、姿を変える二つの存在

三つの恋を中心に整理した人物相関図。図を押すと拡大できます。
ホフマン|テノール恋に没頭する詩人。三つの経験を酒場で語る主人公です。実在の作家をもとにした架空の人物。
ニクラウス/ミューズ|メゾソプラノ友人の青年に姿を変えた芸術の女神。恋に傾くホフマンを、詩人としての仕事へ引き戻そうとします。
オランピア|ソプラノ発明家スパランツァーニの娘として紹介される機械人形。華やかな高音と細かな装飾が歌の見せ場です。
アントニア|ソプラノ歌の才能を持つ娘。父クレスペルは、彼女の命を守るために歌うことを禁じています。
ジュリエッタ|ソプラノ/上演によりメゾソプラノヴェネツィアの高級娼婦。ダペルトゥットに頼まれ、ホフマンの鏡像を奪います。
四人の敵役|バスバリトンなどリンドルフ、コッペリウス、ミラクル博士、ダペルトゥット。一般に同じ歌手が演じ、場面を越えて不気味な共通性を作ります。

その他にステラは、酒場の近くの劇場で歌う、ホフマンが現在思いを寄せる歌姫です。

詳しいあらすじ|酒場で語られる三つの恋

プロローグ|届かなかった手紙と、始まる告白

酒場ルーテルの近くの劇場では、モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』が上演されています。出演している歌姫ステラは、ホフマンに手紙と楽屋の鍵を届けようとします。ところが、彼女を狙う顧問官リンドルフが使いのアンドレスを買収し、それを横取りしてしまいます。

ホフマンが酒場へ入ってくると、学生たちが歌をせがみます。彼が歌うのは「クラインザックの歌」。滑稽な人物の姿を描くはずの歌が、途中から美しい女性の思い出へ変わり、聞き手を戸惑わせます。陽気な宴席にいながら、彼の心はすでに別の場所にあるのです。

リンドルフとの口論も起こり、ホフマンは、この男に会うといつも不幸が起きると訴えます。やがて話題は恋へ。友人ニクラウスと学生たちを前に、ホフマンは三人の女性との経験を語り始めます。

観客には、もう一つの動きが見えています。ホフマンの芸術を守ろうとするミューズが、友人ニクラウスの姿で彼に付き添っていることです。恋の当事者と、それを見守る存在。その二つの視点を持って、最初の物語へ入ります。

酒場で三つの恋を語り始めるホフマン。ニクラウスはそばで耳を傾けます。

オランピアの幕|理想の女性を見せる眼鏡

最初の恋の舞台は、発明家スパランツァーニの家です。ホフマンは、その娘として紹介されるオランピアに夢中になっています。ニクラウスは彼女の様子を怪しみ、人形の歌を歌って遠回しに注意しますが、恋するホフマンには届きません。

そこへ現れるのがコッペリウス。オランピアの製作に関わった男で、ホフマンに不思議な眼鏡を売りつけます。その眼鏡をかけると、人形は生きた女性のように見えます。ホフマンは、彼女の美しさと自分の確信を、いよいよ疑わなくなります。

客人が集まり、オランピアが歌を披露します。軽やかな旋律、まばゆい高音、次々に飛び出す装飾。歌の途中で力が尽きると、スパランツァーニがぜんまいを巻き、彼女はまた歌い始めます。観客には機械の仕掛けが見えるのに、ホフマンは感動するばかりです。

オランピアの歌に見入るホフマン。眼鏡は、彼に人形の正体を見えなくさせます。

二人きりになったホフマンは愛を告白します。オランピアの返事は、ほとんど「はい」だけ。それでも彼は、気持ちが通じたと受け取ります。続く踊りでは、人形の勢いについていけず、ホフマンは倒れて眼鏡を壊してしまいます。

一方、スパランツァーニから渡された支払いが役に立たないと知ったコッペリウスは、怒って戻ってきます。仕返しにオランピアを破壊し、奥から響く物音で宴席は騒然となります。壊れた人形を見たホフマンは、ようやく自分が何を愛していたのかを知ります。客たちの笑い声のなかで、最初の恋は終わります。

アントニアの幕|歌をやめる約束と、母の声

次の舞台はミュンヘン。クレスペルの娘アントニアは、ホフマンとの別れを嘆く歌を口にしています。美しい声を受け継いだ母も歌手でしたが、すでに亡くなっています。父は娘に歌うことを固く禁じ、ホフマンからも遠ざけていました。

父の留守にホフマンが訪れ、二人は再会を喜びます。歌で思いを確かめ合ううちにアントニアは苦しくなり、ホフマンは彼女の体に何か問題があると気づき始めます。父が戻ったため、彼は身を隠して様子を見ることにします。

そこへミラクル博士が現れます。クレスペルは、妻の死にも関わったこの医師を強く拒みますが、博士は不気味な診察を進めます。隠れて会話を聞いたホフマンは、アントニアが歌い続ければ命を失いかねないと知ります。父が二人を遠ざけたのは、娘の命を守るためだったのです。

ホフマンは、華やかな舞台での成功をあきらめ、二人で生きることを選んでほしいとアントニアに頼みます。彼女は歌う喜びに未練を残しながらも、歌をやめると約束します。

ホフマンが去ると、ミラクル博士はアントニアを誘惑します。才能を捨ててよいのか、名声を得る未来をあきらめてよいのか。彼女が抵抗すると、博士は亡き母の声を呼び起こします。

母は、娘に歌を求めます。会いたかった母の声と、自分も歌いたいという願いが重なり、アントニアは約束を守れなくなります。母、娘、博士の声が絡み合い、音楽が激しくなるにつれて、彼女は歌うのをやめられなくなっていきます。

母の肖像の前で歌うアントニア。ミラクル博士は、彼女の歌への憧れにつけ込みます。

限界まで歌ったアントニアは倒れます。戻ってきたクレスペルが娘を抱き起こしても、命は戻りません。彼女は父に別れを告げ、母の声への思いを残して息絶えます。

父はホフマンを責めますが、ホフマン自身も、歌をやめる約束をしたはずだと動揺しています。医師を呼ぼうとする彼の前に、ミラクル博士が再び現れ、アントニアの死を告げます。歌いたい娘を守ろうとした父も、恋人として救おうとしたホフマンも、彼女を取り戻すことはできません。

ジュリエッタの幕|愛の証に、鏡の中の自分を差し出す

舞台はヴェネツィアの宮殿へ移ります。ジュリエッタとニクラウスの「舟歌」が、夜の宴を包みます。ホフマンはもう恋には心を動かされないと言い、酒と楽しみに身を任せようとしています。

彼を狙うダペルトゥットは、宝石を報酬にジュリエッタへ仕事を持ちかけます。奪ってほしいのは、ホフマンが鏡に映す姿。彼女はすでに別の男シュレーミルの影を奪っており、今度はこの詩人が標的です。

ジュリエッタは愛を告げ、別れたあとも自分のそばに残るものがほしいと、鏡像を求めます。恋を拒んでいたホフマンは、すっかり彼女に魅了され、自分の姿を差し出してしまいます。鏡を見ても、そこに自分はいません。

ジュリエッタに鏡像を奪われたホフマン。鏡には彼自身の姿が映りません。

自分がだまされたと分かっても、ホフマンはジュリエッタへの思いを断ち切れません。彼女は、自分の部屋の鍵をシュレーミルが持っていると知らせます。ホフマンが鍵を要求すると、シュレーミルは命と引き換えでなければ渡さないと応じます。

ダペルトゥットから剣を借りたホフマンは、決闘でシュレーミルを殺し、鍵を手に入れます。しかし部屋へ駆け込んでも、ジュリエッタはいません。戻ってきた彼が目にするのは、別の男ピティキナッチョを抱き、ゴンドラで去っていく彼女の姿です。

恋人を得るつもりで、鏡像を失い、人の命まで奪ってしまったホフマン。ニクラウスは警吏が来ることを知らせ、彼をその場から連れ出します。

エピローグ|歌姫は去り、ミューズが残る

三つの物語が終わり、場面は酒場へ戻ります。劇場ではステラの成功をたたえる声が聞こえます。ホフマンが語った三人の女性は、彼がステラに見ている三つの面とも重なります。愛らしい娘、芸術家、誘惑する女性。その結びつきが、ここで示されます。

ホフマンはさらに酒を飲み、酔い潰れます。公演を終えたステラが彼のもとに来ても、二人は再会を果たせません。リンドルフが彼女を連れて去り、ホフマンは現在の恋も失ってしまいます。

酔い潰れたホフマンのそばに残るミューズ。恋の物語は、詩人の物語へ移ります。

ニクラウスはミューズの姿を現します。彼女はホフマンを見捨てず、失った恋と心の痛みを、詩を生み出す力へ変えるように呼びかけます。ステラを連れ戻すことはできません。それでも、ホフマンには再び向き合うべき芸術が残され、ミューズがその道へ彼を導きます。

聴きどころ|最初の一曲は「舟歌」から

ヴェネツィアの水面とゴンドラ。「舟歌」が誘う夜のイメージ。

まず聴くなら「舟歌」がおすすめです。二つの声が、ゆるやかな揺れの上で寄り添います。そのあとにオランピアの歌を聴くと、同じ作品に含まれる音楽の振れ幅を感じ取れるでしょう。穏やかな誘惑と、精密すぎる可愛らしさ。この違いが、三つの恋を色鮮やかに描いています。

舟歌「美しい夜、愛の夜」

ジュリエッタとニクラウスが歌う二重唱です。6拍子の揺れが、船の動きや水面を思わせます。先に一方の声が旋律を示し、もう一方が重なったとき、音の厚みが柔らかく増していきます。二人の声が同じ方向へ流れながら、別々の線としても聞こえる瞬間に注意して聞いてみてください。

オランピアの歌「生け垣の小鳥たち」

明るい旋律が細かな音や高音で飾られていく、機械人形の披露曲です。歌手は華やかさだけでなく、人形が動き、止まり、また動く仕掛けまで演じます。流れる歌が突然止まると、客席は歌唱の見事さから機械の滑稽さへ引き戻されます。再び歌い出すたびに、ホフマンの感動と観客の笑いがすれ違うところが見せ場です。

クラインザックの歌

ホフマンが酒場で歌う、滑稽な人物についての歌。言葉を弾ませるような部分から、女性を思い出す伸びやかな旋律へ急に移ります。テノールの明るさや勢いだけでなく、声の表情が変わる境目に注目してください。周囲は宴会を続けている中で、幻想へ入り込む主人公の姿が聞こえます。

アントニアの歌「雉鳩は逃げ去った」

離れた恋人を思う歌です。オランピアのきらびやかな音とは違い、旋律を長くつなぐ声から、アントニアの切実さが伝わります。繰り返される歌い出しも、間に挟まれた言葉によって響きが変わります。この娘にとって歌がどれほど自然な表現なのかを聞いておくと、のちに歌をやめる約束を求められる場面が重く感じられます。

ニクラウスのロマンス「震える弓の下で」

アントニアの幕で、ニクラウスがヴァイオリンの響きを手がかりに、芸術家の心を語る歌です。落ち着いた声と弦の音が、恋人たちの昂ぶりに別の視点を添えます。普段は忠告や冗談を口にする友人が、ここでは音楽そのものへ耳を向けさせます。※カットされることもあります。

ダペルトゥットのアリア「輝け、ダイヤモンド」

宝石を使ってジュリエッタを動かす場面の歌です。低い男性の声が、宝石の輝きと誘惑を堂々と描きます。よく知られた一曲ですが、オッフェンバックの死後、別作品の音楽を用いて加えられました。校訂版では別の歌が採られることもあります。

IMSLPの『ホフマン物語』作品ページへ。

理想の恋人を追う詩人を、なぜミューズは引き止めるのか

鏡と詩人の机。恋で失う自分と、芸術のなかに残る自分をめぐるイメージ。

三人の女性よりも、ホフマンの「見方」が変わる

オランピアの幕では、ホフマンは相手の返事や動きより、自分が信じたい姿を見ています。彼女が「はい」と言えば、気持ちが通じたと思う。眼鏡の魔法は、この思い込みを目に見える道具にしたものとしても楽しめます。

アントニアとの恋には、互いを思う気持ちがあります。だからこそ、命を守るために彼女の歌をやめさせなければならない状況は残酷です。ホフマンが望む二人の生活と、アントニア自身の歌への願いは、簡単には一つになりません。

ジュリエッタの幕では、相手に自分を与える行為が、鏡像を失う出来事になります。愛されたいという思いが、自分を見失うところまで進む。この三つを並べると、ホフマンは同じ失恋を繰り返しているだけではなく、恋のたびに違うものを失っていると読めます。

同じ顔で戻ってくる敵役と、最後まで残る友人

四人の敵役を同じ歌手が演じると、場所が変わっても似た声と存在感がホフマンを追ってきます。眼鏡を売る男、娘を歌わせる医師、宝石を使う誘惑者、歌姫を奪う恋敵。彼らを現実の一人の男の変装と決めつける必要はなく、繰り返し現れる破滅の力として見ると、配役の仕掛けを味わえるでしょう。

その反対側にいるのがニクラウスです。彼はオランピアの正体をほのめかし、ジュリエッタの危険からホフマンを連れ出します。主人公にはうるさい忠告でも、観客には的を射た指摘として聞こえます。

ただ、正体がミューズだと分かると、単なる親切な友人とも違って見えてきます。ミューズはホフマンを恋に奪われたくない。彼を守ることと、彼を芸術へ向かわせることが重なっているのです。最後の慰めには、傷ついた者を受け止める温かさと、詩人を自分のもとへ取り戻す強い意志が共存します。

作曲者が見届けられなかった初演|いくつもの『ホフマン物語』

原作者E.T.A.ホフマンは、幻想文学の作家であり、音楽にも深く関わった人物です。その作品の登場人物たちを、作者自身の恋の記憶として組み直したのが、バルビエとカレの1851年の戯曲でした。オペラのホフマンは、その戯曲から生まれた主人公です。

E.T.A.ホフマンの自画像(1822年以前)。Wikimedia Commons/パブリックドメイン。

オッフェンバックは、軽快な喜劇や風刺的な音楽劇で成功した作曲家です。『ホフマン物語』では、その笑いの感覚が人形の場面に生きる一方、アントニアの悲劇やミューズの音楽には、長く伸びる歌と深い情感を与えています。

ジャック・オッフェンバック。ナダール撮影、1880年以前。Wikimedia Commons/パブリックドメイン。

彼は作品を完成した上演形にまとめる前に、1880年10月5日に亡くなります。エルネスト・ギローが、特に管弦楽化を含む仕上げに関わり、翌1881年2月10日にオペラ=コミック座で初演されました。その初演ではヴェネツィアの幕が削られ、「舟歌」は別の場所へ移されていました。

そして、その後の資料発見によって、幕の順番、収録曲、台詞の扱いが変わってきました。マイケル・ケイとジャン=クリストフ・ケックによる校訂も、こうした複雑な経緯を踏まえたものです。

1881年、初演時のアントニアの死の場面。作者不詳、フランス国立図書館の資料。Wikimedia Commons/パブリックドメイン。

初めて観るなら、ホフマンの隣にいる人を見てみる

まずは、恋に夢中になるホフマン、三人の恋人、いつもそばにいるニクラウスを追ってみてください。

人形に恋をする場面で笑っていても、主人公にはそれが真剣な恋です。ホフマンが見ている世界と、ニクラウスが見ている世界のずれを追うと、最後に残るミューズの声も、失恋のあとに添えられた慰め以上のものとして聞こえくるでしょう。

参考資料と画像の出典

[1] Teatro alla Scala:Les contes d’Hoffmann 原語台本

[2] Royal Ballet and Opera:作品ガイド

[3] Royal Opera:2024年12月1日の公演資料

[4] Opéra-Comique:Agnès Terrierによる成立史

[5] Boosey & Hawkes:Offenbach Critical Edition

[6] IMSLP:Les contes d’Hoffmann

[7] Project Gutenberg:1907年刊の台本

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